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2007年1月15日 (月)

Bill in Walnut

色々な物体の中から、選ばれたカードやサインしたコインが出てくる奇術を総称して“Nest Trick”と呼びます。 一番有名なのは“Card in Lemon”でしょう。 お客さんの選んだカードが丸まって、レモンの中から出てくる。 古典的な奇術で、今でも大変人気があります。

不思議で楽しい奇術ですが「何ゆえレモンから出てくる必要があるのか?」と聞かれても、答えられるだけの演出を取っているものはほとんどありません。 もう一つの難点は、出てくるカードが濡れてベチャベチャになっていること。 ましてや、カードでなく、お客さんのお札を使って行えば、それは嫌がらせ・・・(笑)

しかし、こういったタイプの奇術はアピール度が高いので、私もいくつかレパートリーにしています。その中でも練りに練って作ったのがこの作品です。

Bill_in_walnut_02 殻入りの胡桃(クルミ)をたくさん出してきます。  「胡桃を殻から出すと、普通は中身が崩れてしまいますが、なるべく大きな塊で食べた方が美味しいのです。そこで、綺麗に取り出す方法を考え出しました。」 

お客さんから千円札を借り、ナンバーを控えてもらいます。クルミの殻を1つ自由に(ホントに自由に(笑))選んでもらいます。 

「お金を使うと、綺麗に出せるのです。」 殻をお客さんに握ってもらいます。お札を丸めてお客さんの手の上で転がすと、いつの間にかお札の玉がクルミの中身になっています。 殻を割ると、中に丸められた札が詰まっています。そして、広げるとナンバーも一致しています。 札はくしゃくしゃになるので、ある機械で新札に換えてお渡しします。

この奇術は私の参加している金澤CULLの発表会でも披露し、そのDVDに収載されています。 それから半年ほど経って、Mr.マリック師が実に良く似た奇術をテレビで演じており、DVDを見た人々から驚きの連絡をいただきました。 人間、同じようなことを考えるものです。

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