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2013年2月14日 (木)

『太一坊』

実は、毎週『るいママ』でマジックをやっていた当時、出勤途中でほぼ毎週寄って一休みしていた、僕の憩いのお店であり、今更紹介するというのも変なわけですが・・・なぜ、今まで紹介しなかったかというと、あまりにも『とっておき』のお店なので秘密にしておきたかったからです。

Imagesca23m22q何を食べても、ホントに美味しい割烹居酒屋さんですが、何より特色はそのロケーション!

付近住民でないと(いや、興味がなければ近所の人ですら)気付くことはない、住宅地に、しかも所謂『町家』造りなので、夜のライトアップがなければ前を通り過ぎてしまうような趣のお店。

河村ご夫婦で経営されているのですが、ご主人の真面目に仕事に注ぐ情熱が料理に現れ、『ハズレなし』です。 特筆すべきは焼き物。 例えば、鰯の塩焼きなども、ここで食べると別物。 良い魚を上手に焼けばこんなに旨くなるのか!と毎度感激してしまいます。 勿論、揚げ物も煮物も刺身も酢の物、なんでもとても美味しい。 こんなお店が近所にあったら最高! 僕は、近所にあるわけですが(笑)

金沢市野町3-19-6   076-241-1388

月~土  11:30~14:00(ランチ)  17:30~22:00(Lo.21:30) 日曜、第3月曜定休

22席 近くのスーパー・ひまわりチェーン(泉野店)横、駐車場№4、12番の2台駐車可。その他、1台有。

http://www.thinkbit.co.jp/taichibo/omise.html

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2013年2月13日 (水)

Frame

Wp_000027 一昨年末、道具の整理をしている時に、中学時代に地元の伝説のマジックショップ『東陽マジック』で購入した『あるもの』を見つけました。 これはオーナー・加藤先生に見せていただいたとき、強烈な現象に一瞬で心を奪われ、確か3000円ほどでしたが、すぐ購入しました。 

現象は・・・ アクリル製の小さな写真立ての前に黒い箱を置きます。トランプを1枚選び箱に入れ、蓋をして上に綿の乗せます。火をつけると閃光を放ち、空だった額の中に選んだトランプが現れ、当然箱はカラ。 

トランプが現れる様子が素晴らしく、道具もすぐ手渡され、特に仕掛けもない。実は、この道具、コイン5枚を出現させることもできるお得感も(笑)  

しかし、昨年までバーでマジックを演じていたので、その店で使うには、道具のデザインが安っぽくで、大人が扱う道具としては納得できなかったので、年末の休みを使って全て木製に作り直したのです。 道具作成過程で、色々とアイディアが浮かび、方法もどんどん変化しました。 こうして、昨年初めから、頻繁にお客さんに披露し、かなり好評でした。 

現象は・・・ ヨーロッパの色々な『塔』の銅版画の束を取り出し、1枚選んでもらう。 細かく破り、(写真中央左の)魔法のランプの中に詰める。これを小さな写真立て(写真上左側)の前に置き、ランプの口に火をつけると閃光を放ち、額の中に先ほどの版画が現れる。 ところが、コーナーが欠けている。ランプを開けると、そのコーナーが残っている。額から絵を取り出し、コーナーを揃えると、くっついて1枚の版画に復活する。

今年の2月に所属している奇術団体・IBM大阪リングの発表会への出演依頼があったのですが、この会は一筋縄では行かない観客揃い。 というわけで、このネタを、かなり変更して演じました。 

まず、会場が広いので、大きさを倍ほどに。(写真右) 魔法のランプが小さいので写真のランプ右に見える、100年ほど前の『真鍮製嗅ぎたばこ入れ』を使用。 「塔の銅版画」という地味なものから、世界の遺跡のカラー写真にして、大きく見やすくしました。 額に現れるためのシステムも根本から変更し、そして、現象も2段階にしました。 即ち、1回復活し、もう1回別の写真で同じことを繰り返すが、今回はコーナーが欠けており、最終的に1枚にくっついて完全復活する。

かなり道具立てが複雑なことと、2段階にすることで手順は煩雑になりましたが、狙った効果が発揮できたようで、会場のベテランマジシャンの方々から好評をいただけ、是非方法を発表するよう勧められました。ありがたいことです。 ただ、僕の作品の多くがそうですが、発表しても道具を作るのが大変で、実現する人は1割は絶対にいないと思われます(^-^;

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2013年2月12日 (火)

IBM大阪リング『OUR Last AGAIN』~クロースアップ・マジックの集い~

一昨日、大阪で私の所属する団体 International Brotherfood of Magicians Osaka ring の2年ぶりの発表会が開催され、出演しました。

この会はプロアマ含み、日本でも名前が知れ渡ったベテランが多く、そんな方々に混ざっての演技で、しかも、観客もマジシャンばかりの敷居の高い発表会。 毎回、かなりのプレッシャーで、つまらぬ演技などできません。(^-^;

今回は、岡山の若きエキスパート・林王子君の素晴らしいスポンジボール、カードと小銭入れの手順に始まり、日本を代表するクリエーター・赤松洋一氏のいつもながらえぐいほど不思議なサイコロとナッツの奇術の連打、モハメッド・福岡康年氏の強力なコメディー、Mr.Yuki君による松田道弘氏の代表作の模範演技(なんと、お土産で彼の演技のDVDが配布! 勿論非売品。勿論禁転載(*^-^))、最近『澤浩の奇術』を著述された伝説的なカードテクニシャン・宮中桂煥氏の勿論カード、プロマジシャン岸本道明氏の大変面白い動く絵の奇術等、合計13名の出演者で盛り上がりました。

この会で1965年に創刊された機関誌『SVENGALI』が1979年のNo.17をもって34年間休刊していたのですが、なんと、今回発表会を期に復刊しました。実は会員である僕も、バックナンバーを1冊も持ってません。誰か貸してください(ρ_;) なんと、この中で今回の演技の一部も解説されているのです! 王子の小銭入れとか、前野隆夫さんの強力なRising Card、そして、赤松さんのナッツも!! ¥2000です。

そういう会なので、毎回演目に悩みます。今回も、大したミスもなく、そこそこ盛り上がり、あとで先輩達からも好評を得て一安心しました。

ショーのあとも、懇親会に参加し、旧知の皆さんと親交を温め大変幸せなひとときでした。そして、なんと、来年もやるらしく、参加とSVENGALI執筆依頼を受け、もう原稿要領を渡されました(^-^;

お声をかけていただいた、赤松洋一会長、福岡康年さん、そして、ご来場いただいた皆さん、ありがとうございます。 また来年!

ちなみの、私の演目は・・・  “Frame Revised”  http://cullblog.cocolog-nifty.com/blog/2013/02/frame.html

 “Surpasso Revised” http://cullblog.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/surpasso-revise.html

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2013年2月 7日 (木)

『ツッコミと返し』

クロースアップ・マジックを披露し、ウケルと、その後色々な質問を受ける。ウケナイと、誰も話しかけては来ない。 この観客との心理的な距離の近さがクロースアップの身上でもあり、その後の観客の態度でウケタかどうか、それはもう如実すぎるほどにわかる点は、厳しくもあり有難い点でもある。

クロースアップは近距離で演じるため、演技途中でも色々と突っ込みを受ける。勿論マジシャンのキャラクターによるわけで、素晴らしすぎると誰も突っ込まないだろうし、つまらなさ過ぎると今度は見向きもされない。 時々突っ込まれる程度のスタンスが、僕には丁度良い観客との関係性だと思っている。

しかし、悲しいかな、一般客はツッコミ芸人ではないので、大体同じような思考をするもので、パターンが決まっている。それを逆手にとって、「あるツッコミが来たら、こう返す」という準備をしている。それはもう反射のようになっていて、ツッコミがスイッチとなり、大して考えずに切り返す。柔道の受身のようなもの。 それと違うのは、一定期間で自分の返しに飽きて、言わなくなったり、もっと気に入った返しを見つけて交代することもある。

非常によくあるツッコミ(というか、素直な質問)は、1つのマジックが終わると、結構大きな声で「え~、どうやってるの?」。 それに対してはこう返している。 (一旦、聞き流す振りをして黙る。黙ることで他の客の注意が集まる。ここで・・・)「あ、お客様、その質問には答えられないシステムになっているんですよ。」 

これを言うお客さんは、癖になってるので、次のマジックのあとでも、ついつい同じことを言ってしまう。そうしたらすぐに「さっきから、チョイチョイその質問をされますが、システムを思い出してくださいね。」と返す。 

次に言った時は「システム」と言っただけで、ある種の『ランニング・ギャグ』が成立するのか笑いが取れる。くすぐられているお客さんにも、それほど嫌な感情は持たれない。

また、バー・マジックをしていた頃、よく「いつからマジックしてるんですか?」と聞かれた。 これは『世界の マジシャンへの質問 ベスト3』に入るもの。 兎に角、初めての人によく聞かれる。 なぜこの点がそんなに気になるのか、はたまた社交辞令なのか? いや、社交辞令としてなら、お世辞要素があって然りだから違う。 多分、感心してくれて、これだけの技を身につけるのにどれほどの期間が掛かるのかを知りたくて聞いてくれているのだろう。

大学時代、この質問に対してこう答えていた。 「あなたに喜んでもらおうと思って、3日前から必死に練習しました。」 勿論女性客に対して。 今思い出しても顔が真っ赤になるのを感じる。

さて、バーでは・・・

CULL「これくらいの時代からです。」 と言って、親指と人差し指で3cmほどの隙間を作って見せる。

ママ「今は、これくらいだけどね。」 と言って、両手で20cm位の間隔を見せる。

このコンビネーションで、年齢のことではなく、ある部分の長さのことを言っていることがわかる、という考え落ちである。 完璧な下ネタである。バーだから良いのだ。 こんなことやってると、ママとの間柄を疑われる。でも、芸人だから、受ければ良いのだ。

「お金を増やしてみろ」という無茶苦茶な要求もよくされる。 平気でこう言う人がいるが、冷静に考えると他人にいきなり「金くれ!」と言っているのと同じである。 これに対してはTommy Wonder“Splitting the Profit”という作品を使っている。

このマジックは非常に優れたものだが、かなり変わった現象である。

『借りた1枚の1000円札を4つ折りにして、オマジナイを掛けると2枚の1000円になる。2枚を(斜めに交差するように)重ねて渡し、客が広げると1枚しかない。』

これは、「お金を増やせ」という要求に即した現象でもあり、増やしたら増やしたで、必ず「元本は自分のものだから、増えた利息も自分のもの。全部くれ!」と貪欲に図に乗ってくるので、お望み通り2枚を渡すことができる。しかし、魔法のように客の手の中で1枚に戻る。 

Tommy自身はこんな演出でやってないかも知れないが、実に『客の欲求と、現象、マジシャンの思惑』が合致した『返し』となるのだ。 ただ、これをやると、大部分のお客が実に不満そうになることだけが難点なのだが・・・・・

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2013年2月 5日 (火)

『指が乾く』

中学時代から本格的にマジックにのめり込み、当時は今と違って、会う人会う人、隙あらばマジックを見せようと常時手ぐすねを引いていた。今思うに、恐ろしいことだ・・・ 

そんな中、うちにちょくちょく愚痴を垂れ流しに来る遠縁のおばあちゃんがいた。彼女は元教師であり老女と言えどもカードマジックのプロット程度は理解できる人なので、1つ披露してやろうとカードを広げて「1枚抜いてください」と言った。 そこで事件は起こった。 

彼女は、丹念に右手の親指と人差し指をベロベロと舐めて、指を思う様湿らせた後、(今では使い捨てと思っているのだが、中学生としては大切な大切な)トランプに触れようとしたのである。 マジックに使うカードは紙製なので、濡らすと痛む・・・ということ以上に『生理的に無理』ですわなぁ(涙)

さて、そんな『トラウマ話』もあるのだが・・・。 実際のところ、40歳を過ぎたあたりから急激に指先の湿り気がなくなり、そうなってみて初めてわかるが、カードもコインも、指の適度な摩擦あってのテクニック、という面がかなり大きい。 そんなわけで、まともにできなくなった技法がかなり増えていく。 そこで、おしぼりなどが手元にあると、それで指を湿らせるのだが、ない場合はグラスの壁面の露。それもなければ、ついつい舐めてしまう。 明からさまに舐めると嫌悪感を生むので、鼻先を触る動作の影で舐める、なぁんてテクニックを使ってはいるが、結局これでは上述のおばあちゃんといっしょ(涙) 

Photo かと言って、どうしても使わなくてはいけないので、ほぼ常時『滑り止め剤』を使用するようになった。 普段使っているのはコクヨの『メクリーム』という商品だが、このまま使うと『単なる事務作業』に見えるので、これを100年ほど前のヨーロッパアンティークの『嗅ぎたばこ』入れに詰め替えて使っている。 

年をとると、色々と人に不快感を与えることが増えてしまうことを、いつも自覚して、『身奇麗な年寄り』を目指したいものだ。

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2013年2月 1日 (金)

ブログのお知らせ

長らく、このブログを続けてきましたが、基本的に 『マジシャンCULLの宣伝』 に重きを置いており、客観的に読んで、それほど面白いものではありません (笑)いや(涙)・・・

そのため、コアなマニアの方が定期的に読みに来てくれており、一定数の足跡はいただけますが、それ以上の伸びは望めず・・・

実は、私は『CULL』のハンドルネームでNiftyのフォーラム時代から、Mixiを経て、現在主にFacebookにて、結構日記公開をしてきました。 コラムを書くのが嫌いじゃない方で、マジックだけではなく、日々の雑感、日常見つけた面白ネタなど、たくさん書いてきて、多くのコメントをいただけました。  

そこで、本ブログにおいても、マジック関連のコラムを充実させようと思います。 定期的に書くわけではありませんので、いつ、新しいネタがアップされるかわかりませんが、時々覗いてやってくださいませ。

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2013年2月の CULLの主な予定

マジシャンCULLの 2月の主な予定です。

昨年末まで毎週披露していたバーマジックですが、今のところ休業中。春からまた別のお店で再開出来るかもしれません。その折にはご連絡しますので、どうぞよろしくお願いします。

2月10日 International Bortherfood of Magicians (IBM) Osaka ringのコンベンション   IBMと言うのはアメリカに本拠地を置く世界的なマジシャンの協会で、私もそのメンバーです。 日本最古の支部は大阪で、優秀な奇術家を排出する由緒正しい会。 その会で数年に一度コンベンションを開きます。いつも著名な研究家、プロが7,8名出演し、観客も数十名限定ですが、自ずとこちらも有名なマジシャンばかりとなります(笑) 今回も出演の依頼を受けました。 かなりハードルの高い会なので、下手なことは出来ず、少々緊張。  しかし、久々に会う奇術家の皆さんとの交流は本当に楽しみです。

2月27日 金澤CULL 定例会 金沢市民芸術村 事務所棟 研修室

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