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2015年6月16日 (火)

明晩は、金澤CULL最終例会

平成3年に結成し、毎月情報交換をメインとした例会を行ってきた本会ですが、明晩を持って解散することになります。

私が、大学を卒業し、金沢に帰った当時、クロースアップマジックを趣味にしている人が散在していたのですが、当地では情報が少なく、その入手方法や、基本的な事項の指導をまとめてする教室も団体もなく、その役を仰せつかったのが事の始まりです。

最初7、8名が参加し、メンバーである警備会社社長の事務所をお借りし、毎月の例会が始まりました。 頑張って月1テーマを選び、テキストを配布し、講義を行っていました。とはいえ、それほど得意なレパートリーがあるわけでもなく、そのスタイルは数年で終了し、以降、各人が独自に情報を入手できる能力もついたので、情報交換会のスタイルとなりました。

当時は喫煙率が高く、斯く言う私もスモーカーで、冬などストーブを炊いて、空気が悪く、部屋の中は昔のドラマの新聞社の編集局のようなイメージになっていました。

数年、続けたのですが、オリジナルメンバーのモチベーションも低下し、何より部屋を提供してくれているメンバーが、ほぼ義務、或いは義理で貸してくれている感じが出てきたこともあり、一旦解散し、当時できた『金沢市民芸術村』に会場を移転しました。 そういう経緯なので、一旦メンバーは4、5人に。狭い部屋を借りて細々数年続けていたのです。しかし、その当時のメンバーは非常に熱心で、しかもコンピュータ関連会社社員が3名いたので、パソコン音痴の僕だけメールをしていないと言うことで、ほぼ無理やり私の仕事場に倉庫から寄せ集めて作ったパソコンを設置し、メールが出来る環境を作ってくれたのでした。 当時は『パソコン通信』というものがあり、Niftyの中に『フォーラム』という会議室がありました。これは様々な分野の部屋があり、その中に『マジックファーラム』もありました。 慣れないながらも、メンバーの勧めもあり、そこに参加しました。そこで当会の名前が知られるように、ハンドルネームを『CULL』にしたのです。比較的アクティブに発言し、割と名前を覚えてもらえ、その後、マジックメーリングリスト、オンライン奇術研究会などにも参加し、日本中に友人が出来ました。それと同時に、金澤に金澤CULLという会があることも知ってもらえたのです。

ネットに情報が流れたことや、金沢大学にJMCというジャグリングとマジックの同好会が出来たことなどが重なり、一時は30人近くのメンバーが毎月集まった時期もあります。

その頃、海外から有名マジシャンがレクチャーツアーに来られると、日本で数箇所行っていたのですが、そのルートに金澤も含めてもらえるようになり、Michael Ammar,David Rothをはじめ沢山のトップマジシャンの演技を直に見る機会が得られ、交流をもつ楽しみも増えました。 

年1回、金澤21世紀美術館地下のシアター21にて発表会も行いました。100人ほどの会場で、階段式になっておりとても良い環境です。しかし、純粋なクロースアップには少々箱が大きいので、どちらかというとサロン的なものが向いていたのですが、毎年、各人工夫を凝らした演目を熱演し、それも楽しい思い出です。

数ヶ月私が脚の骨折をして、奥能登の職場から金澤に出てこれなかった間も、メンバーは例会を欠かさず続け、結局1度の休みもなく続きました。

最近は、参加者も減少し、海外のレクチャラーに来ていただいても、こちらの参加者も集まらず、一定の目的を果たしたものと考え、今回の解散に至りました。

個人でマジックを続けていくのは色々なハードルがあり、仲間がいるから続けられるということはあり、本会は私にとっても大変有難い存在で、沢山のことを学べたと思います。ご参加いただいた皆様、そして、日本各地で金澤CULLに愛着を持って接していただいた人々に感謝の気持ちでいっぱいです。

勿論、私も、メンバーもマジックをやめてしまうわけではなく、交流も続きます。 今後共よろしくお願いいたします。

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2015年6月 2日 (火)

『噂話』

時々、一人で飲んでいると、お店にいるお客さんで、僕のことに気づく人がいらっしゃいます。

それほど親しくない場合、すぐに僕に声は掛けないけど、それとなく『知ってるアピール』がしたいのか、連れの人に「あの人知ってる? CULLさんっていうマジシャンなの!」って感じで話し出します。

こういう内容って、選択的に耳に入りますよね。すごく離れてて小さな声でも。(これを心理学の世界で『選択的透過性』と呼びます。雑踏でも自分の名前だけ聞こえる、みたいな効果。)

さて、僕も十分おじさんなので、余裕をかまして聞こえないふりをするわけです。 話が盛り上がって、噂してるのがタイプの女性だったりすれば、すぐにでもマジックの3つや4つ披露する気持ちは満々なのですが・・・(笑)

そして、少し聞いていると、往々にして次のような話の流れになるのです。要するに連れの人はCULLを知らず、「オーラの欠如したおっさん」程度にしか見えてないので、話しだした彼女に対して「フーン」程度の最低リアクションしか示さないわけです。 すると、出来ればCULLさんに、ここでマジック見せてもらえればラッキーと思っていた彼女は、悔しさも湧き「いやいやいや、貴女が想像してる10倍は凄いマジシャンよ」的なことを言い出すわけです。

ハードルが上がります。ここで下手打つと、僕に好意を持ってくれてたタイプの彼女の気持ちも去っていきます。 

謎を残したまま「マスター、お勘定」と言って、去り際に、さらっと名刺に火をつけて彼女達に渡し「今度、どこかでお会いしたら、声を掛けてくださいね。」と言って店を出るわけです。

・・・ね、いやらしいでしょう(笑)

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