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2015年8月27日 (木)

『お子様のお客様』

先日、新天地という飲み屋街で毎年行われる夜の夏祭りで、「マジックの流し」を例年の如く行いました。 

この日は、通りにテーブルも出され、外飲みする人も多く、それらのテーブル、あるいは店内でマジックを披露し続ける企画です。

例年、天候に恵まれ、いつもの何倍もの人が、この街に集まります。 勿論、マジック目当てで来る人はおらず、各テーブルでお客さんがマジックを所望しているか確認の上、短時間で急速に盛り上げる必要があるストリートパフォーマンスとなり、普段と状況が全く違います。 というわけで、色々なドラマも生まれるのです。

今年も、ちょっと印象深いことが起きました。 仲の良い、マジックもされるマスターのバーに入ると、お客様は家族ひと組だけで、しかも、お子様は小さく、二人共、お父さんお母さんに抱っこされています。この状態では、トランプ1枚取ってもらうこともできず、去ろうかと思ったのですが、見せて欲しいと、お店とお客様の要望で、取り敢えず、見てるだけでわかるAmbitious Cardを。この時点で、お父さんに抱っこされてる4歳ほどのお兄ちゃんは、「帰る帰る」とぐずって、顔を胸にうずめて泣いていました。 しかし、親御さんはマジックを楽しんでらっしゃるので、続けます。

カードマジックで盛り上がったので、もう一つ見る、と言うので、Slydini Knotted Silksを。 このあたりで、お子さんの泣き声は消え・・ で、いつの間にか、ぐずってたお兄ちゃんが下に立って見ていたようで、演技が終わると、なんとこの子が拍手し始めたのです。他の誰もしてないのに。 

勿論、嬉しいのですが、まず、結ぶことができるとは思えない子供さんに、この現象が理解できたのか?ということ。 それと、小さな子でも拍手するという、心の表現方法を身につけている、ということ。 この二つのことに、とても興味が湧きました。

楽しい一夜となりました。 お店の場所をお貸しいただいたオリバー北村さん、そして、お客様、ありがとうございました。

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2015年8月26日 (水)

『テーマ』

先日、長年行っていました同好会も解散にいたり、中央のコンベンションに出かける機会も少ないので、自分で入手する情報だけが頼り、という、「田舎のご隠居」状態になっておりますが・・・

一人でやっていると、新しい情報も大切ですが、「テーマを決めての研究」ということも、大変ためになるものです。

1年ほど前から着手しているのが “Look-Like Impromptu Routine” (一見、即席に見えるマジック)です。    ショーやバーでお客様にお見せするマジックは、明らかに準備している完成したものばかりなわけで、見ている人もそれを承知しています。     それと対局に、例えば、オフで飲んでいる時にいきなりマジックをせがまれ行うシチュエーションがあります。そんなときは、見ている人も、何の準備もしていないことはわかっているので、成功すると効果が上がるのです。しかも、予想外に凄いことが起これば、それはショーで同じことをするのの何倍も強力になります。    これを『逆手に取る作戦』です。   これには、色々な方向からの策略を練ることができるので、研究課題は無数と言えるほどあり、取り組んでいて非常に楽しい!

別に、最近調査し始めたのは “Card through Handkerchief” (ハンカチを通り抜けるカード)です。これは、比較的古いマジックで、ハンカチで包んで端をまとめて持って振ると、客のカードが1枚だけすり抜けてくる、という現象です。 僕は、こういうテーマを見つけたときまず “Conjuring Archive Searchable Magic Book Contents” というサイトのお世話になります。 例えば、このマジックの名前を入れると、古典から10年ほど前までの文献で、この現象が解説されているものを探してくれます。ちなみに、今回やってみると25作品引っかかりました。これがわかれば、うちの蔵書から探してきます。今回蔵書になかったのは5冊だけで、殆どは原文が確認できます。また、最初に出てきた “New Era Card Tricks” は1897年の本で、持っていなかったのですが、古書なので、ネットから無料でPDFとしてダウンロード出来、入手して確認できました。 その他にも検索サイトはいくつかあり、普通にググると簡単に見つけられ、いくつかで検索すると、更に穴が埋められます。

色々な文献に当たると、そのマジックの進化の過程もわかり、世界中のマジシャンが色々な方向からチャレンジしていることに感銘も受け、更に今後の方向も見えてきます。

今回、この古典的でシンプルなマジックに着目したのは、ハンカチさえあれば準備なしでできることと、ハンカチを美しいシルクのものにすることで、演技のグレードが上がって見える、という理由です。 ハンカチが美しいことなど、マジックと関係ない、などと思う方もいらっしゃるでしょうし、お客から借りたハンカチの方がフェアだと考える方もいるでしょう。 しかし、マジックは超能力ではありません。面白い現象を披露するショーです。見栄えは大変重要です。その点、マジシャンの服装や佇まい同様、使用する道具もとても大切なファクターだと思うのです。 そこで、カードだけでなく美しいハンカチを登場させられるこのマジックに着目したわけです。 

しばらく、このマジックにハマることになります(笑)

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2015年8月18日 (火)

2015年8月の CULLの主な予定

半月更新を忘れていました(^_^;)  失礼しました。

まず、お盆も含め、5回の日曜日は全て、マジックバーMagi・CULL Sundayを営業いたします。 って、既に3回済んでますが(涙) 

6月に解散しました金澤CULLのメンバーで月1回、柿木畠のバー カプリスに集まる会を12日に。これも終了してますね・・・ なお、第2水曜日に決めているのですが、9月は都合により第3の16日ですので、ご参加の方はご注意ください。

22日 片町新天地地蔵祭り 毎年、このお祭りで、金澤CULLメンバー数名で、あちこちのテーブル、お店を巡って『マジックの流し』を行っていますが、解散しましたのでわたし一人で巡ります。 若干寂しいので、ご都合付けば遊びに来てくださいね。

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