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2016年11月22日 (火)

マジシャンのためのハンド・ネイルケア 6

ネイルケア

 

人にもよりますが、数日に1回は爪を切り、ヤスリで先端を整えるべきですし、マジック前に爪の引っかかりなどもチェックし、あれば切ったり削ったりするのがよいでしょう。マジックを始めてからそれに気付くと非常に気掛かりですし、シルクなどをほつれさせることもあります。また、演技途中でそれに気付くと、気になって無意識にそこを触ってしまうもので、その行為は意外と観客には気付かれ、イライラさせる要因となります。

爪の表面に関しては、清潔であれば何もしなくても良いですし、美しく光っているのが好みなら、爪専用のヤスリを使ってもよいでしょう。粗いものと細かい仕上げ用2本は用意し、2段階で仕上げると手早くピカピカになります。爪やすりはコンビニでも入手できる安価なものです。また、レジペーパーの裏側は何故か磨き効果があり、これでこすってもピカピカになりますし、自分の爪同士をこすり合わせても、結構なめらかになります。

たまにマニュキュアを使用している人もいますが、それに見合った服装で、マジックの演技内容もそれだけオシャレなものなら、引き立ちますが、爪だけがピッカピカということに、ちょっと「ずれたナルシシズム」を感じてしまうのはわたしだけでしょうか?

爪に縦に何本もの浅い溝ができますが、これの多くは加齢変化であり年齢と共により目立つので、しようがありません。それとは別に横波ができることがあります。これは病気です。

 

Photo爪は図のような構造をしており、爪の根元、『後爪郭』の下に『爪母』という、髪で言えば『毛母』にあたる、爪を作っている細胞があります。そして、ここで作られたケラチン蛋白で出来た爪組織が押し出されて、『爪』が形作られます。

図のように骨は指先まではなく、そのままでは、下から力が掛かると指先は上方に曲がってしまい、細かい作業ができないのです。そこで、ケラチン蛋白という皮膚から作った硬い物質を指先に向かって形成し、外骨格を作って強度を増しているのが、爪の存在理由です。だから、横に向かって軽いアーチを作り、下からの力に強い物理構造をしています。

さて、この『後爪郭』で何らかの炎症が起こると、爪母での爪の形成不全が生じ、一時的に爪が薄くなってしまいます。勿論、炎症が治まれば元の厚さに戻ります。そうなると、炎症が起こっていた時期の爪だけが薄くなるので、結果的に『爪の横波』となるのです。

これは、爪の伸びに従って先に追いやられて消滅するので、1本だけ波があるのなら、そのまま静観すればよいでしょう。 しかし、何本も横波があり、後爪郭に赤みや腫れが有る場合は、是非皮膚科を受診してください。治療が必要です。しかも、それは湿疹系の炎症の場合もあれば、細菌感染による爪囲炎の場合、カンジダというカビによる爪囲炎もよく有り、それらの治療は全く違い、不用意に適当な薬を塗ると悪化しますので皮膚科医の診断が必要です。 炎症をしっかり治して、良い状態を保てば、いずれ波は消えますが、こじれると綺麗な爪が生えなくなるので、早めの治療をお勧めします。

 

ポイント 爪を美しく保つ方法を身に付け、『横波』があれば皮膚科へ。

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