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2016年11月18日 (金)

マジシャンのためのハンド・ネイルケア 3

       ハンドケア開始の前に

 ハンドケアにあたって最初に考えなくてはならない一番の問題は、今の状態が、火の用心にあたる『ハンドケア』で良いのかどうかの判断です。手湿疹という『火事』の状態までいっていると、『火の用心』をしてはいけないのです。一刻も早く消防車を呼ばなくては、隣の家も燃え出します。 

これに関しては、早めに皮膚科の専門医を受診することをお勧めしますが、そのための判断として、ポイントをお教えしましょう。

普通の手荒れというものは、両手、或いは利き手の指腹の大部分、或いはよく使う親指、人差し指が全体的にカサカサになるものです。 しかし、「掌の小指側だけ」とか、「中指だけに赤くてカサカサした変化がある」、というような場合はほぼ病気です。こういう場合は、ハンドクリームでは一向によくなりません。 勿論、上記の普通の手荒れパターンでも、その域を超えて、ひどい状態で亀裂が生じているとか、痒みが強い、或いは何年間も続いている場合はまず病気ですので、早く皮膚科に行ってください。

 『手湿疹』の大部分は、偶然の外的刺激(例えばアレルギー物質との接触、洗い方が強すぎた、手袋やキズ絆創膏で蒸れた、物理的に強く擦れた、紙や布を多く触り脂が取れた等々)が複数複合的に重なり合って生じる、複雑で、かつありふれた原因なので、原因を突き止めることはできないし、したところで意味がありません。 

手湿疹の特徴として、大抵『正常部分が残っている』のです。Photo

写真では、手掌の大部分は正常で、中指の付け根側だけにカサついた赤みがあるのがわかるでしょう。 すなわち、よく患者さんが口にする『内から来てる』というような、内蔵疾患や食事などという原因で起こるなら、手掌指腹が均等に壊されるはずですが、原因が『外的要因』であり、それによって炎症が起こり、バリア機能が低下し、さらに『外的要因』がその部分にだけ侵入し悪循環が生じることで起こっているから、悪循環が回ってない部分が、正常なまま残るわけです。

 ですから、手湿疹の治療のポイントは、悪化因子である、外的要因をシャットアウトするため、炊事、洗濯物干し、洗髪等は全てゴム手袋を使用し、その炎症に見合った強さの外用剤を頻繁に塗って、完全にバリア機能が復帰するまで塗り続けてリセットさせることにつきます。 ですから、皮膚科通院しないと簡単には治りません。

ポイント まず、湿疹などのハンドケアでは改善しない問題がないか、チェックが必要。

 

 

 

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