『 指輪 』
クロースアップマジックでは、指輪という素材もよく使われます。
一番沢山の作品が発表されているのは“Ring on Cord”です。 紐に指輪を通し、端を通さずに抜き取る、というもの。 指輪は小さいですが、この現象ならシンプルなので離れていてもよく見え、わかりやすいので、観客を選ばず受ける演目です。私も、この現象が大好きで色々な方法を愛用しています。ただ抜けたり入ったりだけでは「落ち」がないので、クライマックスとして“Ring Flight”を行うこともあります。 これは指輪が消え、ヒップポケットのキーケースのフックに掛かった状態で出てくるもの。
その他、“Linking Finger Ring(Himber Ring)”という、お客さんの指輪3本で行う連結現象、“Ring & Rubber Band” 指輪が輪ゴムと連結する。“Ring on Wand” 木の棒に通した指輪が外れる、などといった現象が有名。
Jerry Mentzer著“Magic with Finger Ring”という、この手の奇術の集大成があります。
数年前に米国のGarrett Thomasが“Ring Thing”という作品を発表し、一時世界を席巻しました。現象は・・・指からリングを抜き取り、放り投げると消え、伸ばしている指にいきなりはまった状態で現れます。 非常に強烈な印象で、私も愛用しています。
私が現在一番多く演じているのはDe'Vo Vom Schattenreich’s“De' Ring”というものです。 「指先に持った指輪が、一瞬で薬指の奥にはまっている」という現象。 現象自体は以前からあるのですが、これの特徴は、やたらに早いことと、指輪が「キツキツ」でお客さんに抜いてもらおうとしても、そう簡単に抜けないサイズなのです。 普段はめている指輪で、いつでもどこでも演じることができ、一瞬で終わるので、非常に重宝ですし、気軽にやっている割にはインパクトが大きいようでリクエストが掛かることが多いペット・トリックです。







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