2020年10月 2日 (金)

『キラースタッブ Killer Stab』 発売開始!

わたしが大学時代に考案し、長年愛用してきたカードマジックの最新版が発売されました。

この奇術は、Richard HimberのSurprise Stabという有名な作品のバリエーションです。

原案の現象は・・・お客さんに1枚選んで貰いデックに戻しケースにしまい、その中に剃刀の刃を入れて蓋をします。 少し振るとカサカサ音がします。箱から出してみると、カードがバラバラに切れて出てきます。一枚だけ無傷のカードが残っており、それが選ばれたカードなのです。

大変わかりやすく、受けるものなので、何人かのマジシャンが改案を発表しています。多くの作品は現象がケースの中で起こります。

初めてこの奇術を観たわたしは、「バラバラになる瞬間が見たい」と思いました。その瞬間に現在の方法のメインアイディアを思いつきました・・・が実現するには色々なハードルが存在しました。しかし、なんとか完成し、何度も実演しました。この奇術は、最終的に、カードがバラバラになるので、それ以上マジックを続けることは出来ず、クライマックスにうってつけだったからです。

長年演じている内に、不都合な点、改良できる点に気付き、どんどん方法が変わりました。最初の作品集 “Pop Magic” に当時の方法を解説しました。しかし、このギミックは想像以上に作るのに手間が掛かります。読者は解説図を見ただけで、構造は分かるので、手間を掛けて制作してみようとは思わなかったのではないかと想像します。

当初の方法は、カードをフォースするもので、それでも十分受けるのですが、何年か前に自由に選んで貰いサインされたカードで演じることが出来るように改良しました。それに伴い、方法も少し変えたのですが、それより何より、このことによるミスディレクションの利用で、以前より格段に安全に演じることが実現できたのです。

今回の商品は、現時点での最新の方法です。 更に、わたしが普段演じている方法は『テーブルド・パーム Tabled Palm』を利用するのですが、この技法を使い慣れていない方には少々ハードルが高いかも知れません。 そこで、ある単純なギミックを利用し、パーム不要の別方法も解説しました。こちらはデックの上にハンカチを被せて、どけるとバラバラになっている現象で、目の前で崩れるインパクトはありませんが、より不気味に見えるかも知れません。

製品は大変よく出来ており、お勧めです。

以下のサイトから購入可能です。 ご興味ある方は、一度サイトをご覧いただければ幸いです。

http://www.magic-deck.com/smartphone/detail.html?id=000000001913

 

 

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